粉薬の飲み方
今日は、粉薬のふくろの上手な開け方です。
花粉と風邪で咳が止まらないので、ちかくの耳鼻科の先生にお薬を出してもらいました。
粉のお薬出してもらいましたが、飲みにくい・・・。
どうしても、口の横に粉がついてしまう・・・。
なんて話をしていたら、うちの薬剤師さんが、教えてくれました。
なになに・・・?粉薬は開け方にコツがあって?普通に横にピーって切らないで?
写真でみてください。
これを
粉をすみっこに寄せて、こぼさないように、扇型に切っていくと・・・
おぉ!
これなら、自分で飲むのも、家族に飲ませるのも楽だァ!
はい!あーーーんって。
慣れるとホントにいい方法です。
シロップの調整について
当薬局にも、たくさんの小さなお子さんが患者様として、来局されます。
その際、シロップのお薬が出るのですが、1回にはかり取る量が整数にならないことがあります。そこで、お水をいれて、整数ではかり取れるように、量を調整します。
下の写真の掲示は、昨年3月、東京の水道水から基準値を超える放射線が検出されたニュースがあった時に、患者様からの心配の声が寄せられましたので、掲示していたものです。(現在は掲示していません)
精製水は、水以外のものをほとんど含まない、純度の高い水です。
水道水のように、塩素などが含まれません。もちろん水道水が悪いわけではないです。
ただ、生後数ヵ月のまだ水道水をのんだことのない赤ちゃんもいらっしゃいますので、水道水でないほうがいいだろうということで、精製水を使用しています。
成人にシロップの薬が出たときも、同じように精製水です。
水をいれて調整しているなんて知らなかったですか?
時々、世の中の話題にあわせて、こうした掲示を行いますが、今までを気にしていなかった方からすると、なんでこんなこと書いているのかわからないっていうこともあると思います。
こういった掲示で、疑問がわくこともあると思います。
どうぞ、お気軽にスタッフに質問してくださいね。
花粉が飛んでいる?
こんにちは、森田です。
そろそろ花粉が飛び始めたとのお話を、患者様から聞くようになりました。
毎年1月の半ばには、早い方は「花粉が…」と言って薬を取りにいらっしゃいます。
まだ、花粉の飛散状況などを知らせるウェブサイトなどはオープンしていないので、実際飛んでいるかはわかないですが、多くの方がそのように言って受診されるので、飛んでいるのは確かなんだと思います。
今年は、昨年より少ないとの予測はあるものの、『例年通り~やや多め』の予測となっています。
毎年症状が出る方は、例年通りの対策が必要ですね。
抗アレルギー薬と呼ばれる、花粉症のおくすりは、花粉症への効果がでるまでにおおむね1~2週間ぐらいの服用期間が必要です。
シーズン中を通じて症状を軽くすませるには、花粉が飛び始める2週間ぐらい前から服用します。
今年の飛散予想日は、2月上旬~中旬。毎年2月11日の祝日の前後に急激に飛び始めているようです。
逆算して、1月中旬のうちに服用を開始して欲しいと思います。
1~2週間で効果が・・・と話していますが、個人差もあったりで、薬剤師として患者様のお話を聞いていてもなかなか実感はわいてこないのです。
しかし、昨年の大飛散の年は、早めに服用している方と症状が出てから服用している方とで、ずいぶんと症状に違いがあることが感じられました。
やはり早めの飲んでいると効果があるんだなぁと実感しました。
いつも花粉症の症状がでるかたは、今年はすごしやすい春にしましょう。
『嚥下』 読めますか? 『嚥下』の勉強会に行ってきました。
こんにちわ、森田です。
読売新聞にも出ていたそうですが、2012年秋、東小金井南口に「口腔リハビリテーション」施設ができるそうですね。
日本歯科大学っていうことですから、あのグラウンドのところかな。
金曜の夜、「嚥下」の勉強会に出席してきました。
読めます →『嚥下』
「えんげ」ってものを口に運んで、ゴックンして胃の中に入れる動作のことです。
意識しないですけど、この嚥下、ものすごく高度な動作なんです。
空気が入るところと、食べ物が入るところは同じ入りぐちで、それぞれ肺と胃に間違えないようにいれるって考えるだけでも良く間違えないな…って思いますけど、さらに、おしゃべりしながらつぎつぎ食べたり飲んだり、そして笑ったり・・・。
それでも、空気と食べ物は間違わないで別々のところに入って行くんです。
こう考えると、ものすごく高度なんだなって感じます。
たまに、間違ってむせることもあるんですけどね。
これ、筋肉やら姿勢やらいろいろ影響するんですが、おおむね年齢が進むにつれて、失敗する、つまりむせる確率が上がってくるらしいんです。
ほんで、食べ物が肺の方に入っちゃうと、免疫力なども関係するので、そこから肺炎になる確率も上がってくる。
こうやって、誤嚥性肺炎って肺炎になっちゃうんです。
また難しい漢字・・・「ごえんせいはいえん」誤って嚥下しちゃったせいで、肺炎になるってことです。
この肺炎での死亡率が高いので、それを少しでも防ごうよ。っていう講演を聞いてきたんです。
お薬のむとき、飲みにくいことはありませんか?
錠剤が大きすぎる。
ゴックンしても錠剤だけ口の中に残る。
気にしていること、困っていること、不思議に思っていることは気軽に、いつでもご相談ください。
口の中で溶ける錠剤に替えたり、とろみをつける方法や、飲み込む時の姿勢など、
私たちがお役に立てることもあるかもしれません。